あなたはリノベーションという言葉を聞いて何を思い浮かべますか?
ブルックリンスタイル、北欧デザイン、モダンテイスト。
最近の見た目のかっこよさや雰囲気を追い求めるリノベーションは、この言葉自体をパッケージのように型に当てはめ、張りぼてのように無機質な存在にしてしまったと感じます。
本来リノベーションはラテン語で「再び新しい状態になる」という意味。単なる住宅の改修だけではなく、そこに住む人の暮らしや人生が豊かになり、新たに文化を築き始めることが本来あるべきリノベーションなのではとFIELDGARAGEでは考えています。
そして住環境や自身の働き方に再び向き合うことで人生がアップデートされ、人は本当の意味での豊かな生活が送れるのではないでしょうか?
「FIELDGARAGEライフスタイルリノベーション」では、このように既存の形にとらわれない新しいスタイルの衣食住を実践している人たちにスポットライトをあて、彼らが暮らし方や働き方で何を大切にしているのかをインタビューすることで、人生のリノベーションとは何か?を考えるインタビューシリーズです。
千葉県長生町に古民家を改装した「芳泉茶寮」という場所があります。
丁寧に作られた点心と中国茶が楽しめる茶房や料理教室、コンサート、古民家改修講座など、その土地に古くからある風土や文化、人の営みを汲み取る形でこの場所を再生し続けている夫妻、高橋信博さん・裕子さんに会いに行き、これまでのお二人の暮らしから今の暮らしに至るまで、そして今の暮らしで大切にしていることについてインタビューをしてきました。