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リノベーションを消費物にしたくない〜

フィールドガレージ代表の原直樹です。振り返れば独立して会社を起こしてから14年経ちました。当時はまだリノベーションという言葉も一般的でなく、自作のホームページで検索エンジンのトップに表示されるほどでした。今では色々な会社が独自のサービスを謳い様々なニーズを展開するようになってきました。リノベが流行ることはいいのですが反面気がかりに感じることも増えてきました。

僕は独立前、建築設計事務所で働いていてお金持ちさん相手に豪華な注文住宅を作っていましたが、その傍ら僕は家族三人で狭いアパートで暮らしていました。アパートっていうのは原状回復義務とやらで汚したり手をかけると直さなくてはいけないというルールがありすごく不便に思ってました。自分は住まいのデザインをしているのになんでこんな暮らししかできないんだと常日頃不満を抱えていました。新築は買えない。ましてや注文住宅なんて絶対に無理な状況で思いついたのが中古住宅を買えば自由にできるじゃんという発想でした。それならそんなに高収入じゃなくても自由な暮らしを手にすることができる。きっと他にもそんなこと思ってる人いるんじゃないか。そんな思いでリノベーションの設計事務所をやろう!と思い立ったのです。

僕がやりたいのは自由な暮らしのお手伝いなんです。ただカッコいいだけでなく、住むことにこだわりがありお家を豊かにしたいという思いに応えることなんです。住まいっていうのは個性的であるほどいいと思ってるんです。家って個人的なものですから自分がよければいいんです。そこが商売をは違うところなんです。家を出来合いのものを買うただの消費物にしたくないんです。それが僕のリノベーションの思いなんです。リノベーションという言葉を使えばなんかカッコいいものが手に入るみたいな印象を使って商売をする今の傾向にちょっと抵抗を感じてしまうこの頃です。

text:Hara

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